メガネの正しい取り扱い方
●掛ける時
 テンプル(つる)をきちんと開いて、顔に添わせながら両手で正面より、ゆっくり掛けてください。
 この時テンプルの先で目や顔を突かないよう、ご注意ください。
●はずす時
 テンプル(つる)を持って、顔に添わせながら、両手で正面よりゆっくりはずしてください。
 ※片手での掛けはずしやテンプル(つる)を強くひろげたりしますと、レンズに強い変形歪を起こし、コートにヒビ割れが発生することがあります。また、レンズあるいはフレームの破損、変形、ゆるみ等の原因となりますのでご注意ください。
●置く時
 レンズ凸面を上向きにして、置いてください。
 下向きにして置きますと、レンズにキズが入る原因となります。
●拭く時
 拭く方のレンズの外側を持って、レンズ専用メガネ拭きで、サンドイッチをつまむ位の力でそっと拭いてください。拭く方の反対側を持ったり、力を入れすぎたりしますとフレームやレンズが破損することがあります。
●縁なしフレーム(ツーポイントフレーム)は特に丁寧に扱ってください
 ツーポイントフレームは、レンズの外周がむき出しになっていることと、レンズに穴をあけているため、レンズ縁のあるフレームと比較して、レンズが割れる可能性が高いフレームです。丁寧に取り扱ってください。
●レンズにゴミやホコリ等が付着している時
 ます水洗いをして、ティッシュペーパーで水気を取ってから、定期的に洗浄したレンズ専用メガネ拭きで拭いてください。乾拭きしますと、キズの原因となります。
●汚れがひどい時
 中性洗剤を薄めた液で洗ってください。そのあと 水洗いし、前項と同様に拭いてください。
 アルカリ系、酸性の洗剤は使用しないでください。コートがはがれる原因となります。
●超音波洗浄器ご使用の時
 1分以内を目安に、メガネを水中で揺らしながらご使用ください。
 べっ甲枠などフレームの素材や形状により超音波洗浄器をご使用いただけない場合があります。
●持ち運びする時、保管する時
 持ち運びする際や使用しない場合は、手入れをしたうえで、レンズ部を保護するように布でくるむなどして、メガネケースに入れてください。また、保管の際は、防虫剤、洗剤、化粧品、整髪料、薬品等の入った場所に保管しないでください。レンズ、フレームの変質、変色、劣化の原因となります。
●汚れが拭きとりやすい「VPコート」や「SFTコート」、「VGコート」付きのレンズのお手入れ
 市販のクリーナーや洗剤等のご使用の際は、クリーナー等の成分がレンズ面に残らないようお拭き取りください。クリーナー等の成分が残りますと、VPコートやSFTコート、VGコートのレンズ表面のすべり感が低下することがあります。そのような場合はクリーナー等の成分をよく洗い落とすことにより、元のすべり感が戻ります。
メガネレンズは説明が必要な製品です
メガネレンズを少しでも永くご使用いただくために、購入店よりメガネの正しい取扱い方や商品特性、アフターケアなどの各種説明を受けられることをおすすめします。
定期点検のおすすめ
レンズコートは非常に薄い膜です。例えキズつきにくいコートが施されておりましても、お取り扱いによっては、購入直後でもキズやヒビ割れが発生することがあります。フレーム、レンズともに経年変化によって素材が劣化したり、度数が合わなくなる場合もありますので、変形や不具合が生じたときは、購入店にご相談ください。またフレームの「鼻当て」や「溝掘りフレームのナイロン糸」「耳当ての樹脂」などは消耗品です。必要に応じて、買い換えてください。
一年を目安に購入店で定期的に点検を受けてください。

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