目(眼球)
目(眼)は、光を受容する感覚器である。光の情報は眼で受容され、中枢神経系の働きによって視覚が生じる。ヒトの眼は感覚器系に当たる眼球と附属器、神経系に当たる視神経と動眼神経からなる。眼球は光受容に関連する。角膜、瞳孔、水晶体などの構造は、光学的役割を果たす。網膜において光は神経信号に符号化される。視神経は、網膜からの神経情報を脳へと伝達する。付属器のうち眼瞼や涙器は眼球を保護する。外眼筋は眼球運動に寄与する。多くの動物が眼に相当する器官を持つ。動物の眼には、人間の眼と構造や機能が大きく異なるものがある。

1:後眼房
2:鋸状縁
3:毛様体筋
4:チン小帯
5:シュレム管
6:瞳孔
7:前眼房
8:角膜
9:虹彩
10:水晶体皮質
11:水晶体核
12:毛様体突起
13:結膜
14:下斜筋
15:下直筋
16:内側直筋
17:網膜の動静脈
18:視神経円板
19:硬膜
20:網膜中心動脈
21:網膜中心静脈
22:視神経
23:渦静脈
24:テノン嚢
25:黄斑
26:中心窩
27:強膜
28:脈絡膜
29:上直筋
30:網膜