血糖値が高めだったら
≪健診で血糖値が高めだったらどうなるの?≫
 空腹時の血糖が126mg/dl以上の場合は危険な異常値です。治療、対策が必要です。126未満から100以上の場合は要注意で対策が必要です。100未満の場合は異常なしの安全値です。
 へモグロビンA1c(HbA1c)のNGSP値6.5%以上、JDS値6.1%以上の場合は危険な異常値です。治療、対策が必要です。NGSP値6.5%未満から5.6%以上、JDS値6.1未満から5.2%以上の場合は要注意で対策が必要です。NGSP値5.6%未満、JDS値5.2未満の場合は異常なしの安全値です。
 いま日本では、糖尿病が疑われる人はその予備軍含め、成人の約5人の1人の割合と推定されています。また、このうちの約4割は、治療が必要にもかかわらず医療機関を受信せず、未治療の状態にあることが分かっています。糖尿病は、治療をせずに放置すると、数年のうちに全身の組織や機能に深刻な合併症を引き起こします。血糖値が高めであったり、治療が必要と判断された場合は、ぜひ生活習慣を見直して改善しましょう。
≪高血糖とはどんな状態?≫
食事で糖質をとると、胃や腸で消化されてブドウ糖となり、血液中に取り込まれます。血液中のブドウ糖(血糖)は、血液により全身の細胞に運ばれ、エネルギー源として使われます。この血液中のブドウ糖が増えすぎた状態が高血糖です。
≪血糖値は血液中のブドウ糖の量の値≫
血液中にブドウ糖がどのくらい含まれているかを示す数値を血糖値といいます。また、赤血球中のヘモグロビンの中に、ブドウ糖がくっついたヘモグロビンA1cがどのくらい含まれているかという、血糖のコントロール状態の目安となる検査も行われます。
血糖(空腹時)
受診干渉を判定値 126mg/dl以上
保健指導判定値 100mg/dl以上
へモグロビンA1c(HbA1c)
受診干渉を判定値 NGSP値6.5%以上、JDS値6.1%以上
保健指導判定値 NGSP値5.6%以上、JDS値6.15.2%以上
≪高血糖状態が続くと「糖尿病」に≫
高血糖の状態が続くと、血糖量をコントロールするホルモンであるインスリンが十分に働かなかったり、膵臓からのインスリンの分泌量が減ったりして、ますます血液中のブドウ糖が増えていきます。こうして常に血糖値が高い状態となるのが「糖尿病」です。糖尿病かどうかは空腹時血糖値やブドウ糖負荷2時間後血糖値などで判断します。
≪血糖値による判定区分≫(日本糖尿病角界2010年)
糖尿病型
空腹時血糖値 126mg/dl以上
ブドウ糖負荷2時間後血糖値 200mg/dl以上
境界型(糖尿病予備軍)
空腹時血糖値 110mg/dl以上〜126mg/dl未満
ブドウ糖負荷2時間後血糖値 140mg/dl以上〜200mg/dl未満
(正常高値)
空腹時血糖値 100mg/dl以上〜110mg/dl未満
ブドウ糖負荷2時間後血糖値 140mg/dl未満
正常型
空腹時血糖値 100mg/dll未満
ブドウ糖負荷2時間後血糖値 140mg/dl未満
≪高血糖になる原因はコレ!≫
あなたの生活の中で、思い当たる事はありませんか?
●肥満→太っている人ほど糖尿病の危険が!
◎栄養バランスの偏った食習慣
 (過食、野菜不足、高脂肪食、飲酒など)
◎喫煙
◎ストレス過多
◎体質・遺伝など
これらは血糖値を上昇させる原因になります。
≪血糖値が高くなるとどうなるの?≫
糖尿病を発症すると、少しずつ血管や神経を傷つけていき、動脈硬化などの異常が進みます。自覚症状がないため放置しがちですが、生活改善や治療をせずにいると、自覚症状が出る頃には深刻な合併症がおきていることも。糖尿病が強いのは、まさにこの合併症なのです。
どうなる?チャート
高血糖
●インスリンの分泌異常
●インスリンの効き目が悪くなる
この段階で、運動、食事により健康な状態に!
放置していると
インスリンの効果が発揮されなくなる
血糖値が高い状態が続く
そして
糖尿病発症(2型糖尿病)
生活習慣が原因となって発症するタイプ
血糖値が高い状態が慢性的に続く
ひとたび発症すると完治は困難に!
≪メタボリックシンドロームに注意
内蔵脂肪型の肥満状態に、高血圧、高血糖、脂質異常が2つ以上加わると、メタボリックシンドロームとなります。それぞれが軽度だったとしても、メタボリックシンドロームになると動脈硬化が急速に進行し、脳卒中や心臓病の危険が高まります。
メタボを解消しないと動脈硬化の危険が!
≪治療せず放置していると深刻な合併症を発症!≫
細い血管が傷つく糖尿病特有の3大合併症
●糖尿病性網膜症
網膜の血管が傷み、視力低下や出血などがあり、失明することもある。
●糖尿病性腎症
腎臓の血管が傷み、ひどくなると腎不全に陥り、人工透析が必要になることもある。
●糖尿病性神経障害
末端の神経に異常が生じ、手足のしびれなどが起こる。進行すると壊疽を起こし、足指や足を切断しなければいけなくなるケースもある。
そうならないために!
「食習慣の改善」「運動不足解消」を柱に血糖値を下げる生活習慣改善に取り組みましょう!
≪始めましょう生活改善!≫
実行できる項目にチェックを入れて、日々実践しましょう!
選んで実行!
≪食習慣改善ポイント≫
□腹八分目をこころがける。
□多くの種類の食品をとる。
□食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻類、きのこ類など)を積極的にとる。
□ 1日3食規則正しく食べる。
□高エネルギー食品の取り過ぎに注意する。
□食塩や脂肪分は控えめにする。
□ゆっくりよくかんで食。べる
□できるだけ外食は控え。
□お酒は控えめに。
≪運動習慣改善ポイント≫
□ウォーキングなどの有酸素運動が効果的。
□運動は1日20〜30分がめやす。朝晩2回に負けても効果あり。
□少し汗ばみ、会話ができる程度のきつすぎず、楽すぎないペースで。決して無理せず、自分に合った強度で行うこと。
□無理のない運動を、できれば毎日、定期的に続けていくことが大切。
□腹筋や腕立て伏せなどを、筋力トレーニングで基礎代謝量をアップ。
□掃除や洗濯などの家事も立派な運動。
≪その他生活改善ポイント≫ 
喫煙者は、一刻も早く禁煙する。
早めにストレスを解消する。
定期的に体重、腹囲を測定し、適正体重を保つ。

平成25年総合検診・婦人検診

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