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2020年(令和2年)
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紫波ネット 総合版
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経験と実績を生かし、新たな世界へ
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アウトドアライフと生業の好循環を目指す」
 私は、令和2年の新年早々、元朝登山(東根山)、ランニング初詣(志和稲荷神社、盛岡八幡宮)、書き初め、裸参り(志和八幡宮)とありとあらゆる縁起の良さそうなことを行い、フルスロットルでスタートを切りました。
 毎年4月頃からトレイルランニングのシーズンが始まり、私も国内の大会にエントリーしていたのですが、今年は軒並み中止になりました。協力隊としての最終年度でもあり、地元に根づいたアウトドアライフと生業の好循環を目指して活動しています。
 着任してから3年間、東根山のトレイルランニング大会の運営に関わったり、著名選手をお呼びして、トレイルランニング交流会・トークイベントを行い、山遊び好きのコミュニティを広げる活動を行ってきました。地域のお祭りにも興味を持ち参加しています。
 自分もアクティブに楽しみつつ、トレイルランニング大会開催にとどまらない、老若男女誰でも気軽に体を動かせる場を用意したいなと思っています。
■安達 隆太
担当:[アウトドア産業推進]
 トレイルランニング大会の運営など
任期:平成30(2018)年5月~令和3(2021)年4月
 大阪府出身。会社員時代からキャンプフェスやハイキングなどアウトドアに熱中。趣味はハイキングや登山、トレイルランニング。趣味を全部ひっくるめた、衣食住を担いで数カ月かけての海外ロングトレイルハイキングが野望です。
メインアクティビティはフライフィッシング
 「あづまねイイ山イイ湯だなプロジェクト」は、名前の通り東根山周辺を楽しむ仕掛けをつくる事業です。切り口は「アウトドア」。東根山とその周辺だけでなく、町全体をさまざまなアウトドアアクティビティで遊べるエリアとして県内外にアピールするべく、まずはその象徴的なイベントとして、トレイルランニング大会を開催することから始まりました。
 トレイルランニング大会開催までの事業経過や開催内容は、安達さんの協力隊活動年表をご覧ください。実行委員会の事務局を担当した経験を今後の活動に役立てたいと考えています。
 任期3年のうちの過去の2年間は、ほぼトレラン関連事業一色の活動となってしまいましたが、本来、私のメインアクティビティはフライフィッシングなので、最終年度となる今は、フィッシング関連と過去の経験を生かしたツーリズムの仕事に取り組んでいます。
■永井 尚子
担当:[アウトドア産業推進]
 トレイルランニング大会の運営など
任期:平成30(2018)年5月~令和3(2021)年4月
 東京都出身。「旅」や「遊びの現場」が好きでアウトドア系メーカーなどの仕事に従事。継走登山、山岳渓流での釣りなど、旅の要素のあるアクティビティが好きです。
 紫波町は、平地や緩やかな丘陵地帯に、どどーんと広がる田んぼや畑。とにかく視界が広くて、空の大きな明るい町だと感じました。
協力隊活動年表(安達)
[平成30(2018)年]
5月 地域おこし協力隊就任
 起案文書の書き方に苦慮
 町のこと生活のこと何から始めていいか分からない時期
6月 東根山に登ったり、町中を歩く
 登山道整備・管理
 大会の構成をひたすら考えていた
 協賛企業への依頼あいさつ
10月 あづまねマウンテントレイル2018開催(第1回)
[令和元(2019)年]
3月 トークイベント開催
5月 新しい参加者の発掘
6月 チェック&アクション
 親子ペアを提案・小学生も対象に
7月 協賛依頼(町内外)
10月 あづまねマウンテントレイル2019開催(第2回)
 町内飲食店の参加が増加
[令和2(2020)年]
3月 「あづまねイイ山イイ湯だなプロジェクト実行委員会」終了
7月 大会の開催を決定
8月 「紫波あづまねトレイル実行委員会」設立(事務局担当)
 民間の事業へと発展させる構想
 トレランに焦点をあてた大会へ
11月 紫波あづまねトレイル2020開催
[令和3(2021)年]
4月 地域おこし協力隊退任
5月 新世界へ アウトドアをテーマに働く予定
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可能性広がるクリエイティブディレクター
 「食と農」というテーマを掲げていますが、多くの人との出会いを通じて、自身のデザイナーとしてのスキルを広い視野で町の発展に結び付けられるよう、活動したいと考えながらの毎日でした。
 農産物の首都圏への販促活動、町内にある事業者の広告制作などいろんな挑戦がありますが、私にとっても印象深い仕事のいくつかをご紹介します。
●(株)甚乃米様のリーフレットデザイン製作
 昨年4月には町の特産であるお米を作っている(株)甚乃米様のリーフレットデザイン製作をお手伝いしました。循環型農業、自社一貫生産で安全安心な食を届けるお米づくりへの思いをブランドメッセージに、そして牛、土、米をモチーフにロゴとしてご提案しました。
●「あかざわせがれ倶楽部の100%ぶどうジュース」の誕生を総合プロデュース
 「赤沢地区の若手生産者」の皆さんが令和元年の春から販売を開始した「ぶどうジュース」のブランドづくりをお手伝いしました。赤沢の果樹の歴史を調べたり、生産者の思いを聞いたりすることからはじめ、将来的に赤沢産の商品全体のイメージアップへとつなげる「あかざわせがれ倶楽部」というブランド名、ロゴ、商品ラベルデザインを提案しました。ブランドの立ち上げの企画から、商品化を経て、販売ツールの制作から消費者に届くまでの一連の流れを総合的にプロデュース。全ての過程を管理運営するのがクリエイティブディレクターの仕事です。
■佐々木 由美子
担当:[食と農の魅力化]農業者のブランディング支援
任期:平成30(2018)年5月~令和3(2021)年4月
 紫波町出身。京都市の内装建材メーカーでデザインや商品開発、ブランディングに従事。
独立を考えていた時期に紫波町の地域おこし協力隊の募集を知り、地元でデザイナーとして独立することを決意し、平成30年から「食と農の魅力化」を主なテーマに活動しています。
お聞きしました
――紫波町の魅力は何ですか
永井さん
 職歴の中でいろんなところに住んできましたが、紫波町は、適度に田舎だということですね。東京より便利な田舎といえるんじゃないでしょうか。身近に必要なものが何でもあります。
佐々木さん
 インターネットの発達があるので、デザインという仕事には住みにくいということはないですね。住み続けることで魅力を発信することが大切だと思っています。
安達さん
 暮らしが完結する町ですね。仕事の人ともプライベートの人ともよく町で出会います。
情報の広がりも早い気がします。
――協力隊という仕事の可能性はどのように考えていますか
佐々木さん
 協力隊という制度があるおかげで、スタートアップの期間を段階を踏んで進めることができました。
――3年間で学んだこと良かったことは
佐々木さん
 試行錯誤をさせてもらったことです。これからは、クリエイティブディレクターという仕事への理解を強くアピールしたいと考えています。
安達さん
 プロジェクト運営をやったことの無い人間が一から取り組ませていただきました。
今後は紫波町をベースに山遊びの楽しさを広げていきたいと考えています。
永井さん
 トレラン事務局の運営は、これからの人生で役立つことの連続でした。イベント企画事務局の運営の中で、事業パートナーとなる皆さんに提供できる対価や価値などについて、改めて考える機会となりました。