紫波ネット 総合版 音声ダイジェスト
平成30年(2018年)3月 №979 公式サイト(pdf)
(p6)町の公共交通コミュニティバス「すこやか号」に乗ってみませんか?
コミュニティバス「すこやか号」と、添乗員の星川律子さん
○公共交通とは?
 公共交通とは、鉄道やバス、タクシー、飛行機、船など、誰でも利用できる交通のことを言います。町内には、鉄道(JR東北本線)、路線バス(岩手県交通)、タクシー(ヒノヤタクシー、日詰タクシー、紫波タクシー)があります。その他に、1回100円で誰でも利用できるコミュニティバス「すこやか号」があり、町が企画し、岩手県交通が運行しています。
○路線バスとコミュニティバスの違い
 路線バスは、定められた路線と時刻表に従って、定められた運賃により不特定多数の旅客を輸送する自動車およびその事業で、乗合バスとも呼ばれます。町内を運行する路線バスは岩手県交通が運行しており、日詰線、長岡線、見前回り志和線および犬渕線の4路線が走っています。
 一方、コミュニティバスは、自治体などが住民の移動手段を確保するために運行するバスです。市街地や中山間地などの交通空白地帯で公共交通サービスを提供したり、主要施設や観光拠点などを循環したりするなど、さまざまな運行形態があります。路線バスとの大きな違いは、住民の交通の利便性向上を目的とする「地域住民の足」であること。子どもや高齢者など、自分で車などを運転できない人たちが通院や買い物などに行くための大切な交通手段です。
○なぜ今、コミュニティバスが必要なの?
 町の高齢化率(65歳以上、平成30年2月末現在)は29・77%で、超高齢社会に突入しています。町の面積は238・98㎢で、東西に約28㎞、南北に約13㎞東西に広い町域です。東西の地域は、駅やバス停から遠い地域が多いことに加え、高齢化率も特に高い傾向にあり、子どもや高齢者などが外出することが困難な場面も少なくありません。通院や買い物など、誰でも気軽に利用できるコミュニティバスはまさに地域の足。子どもから高齢者まで、誰でも気軽に出かけることができる社会の実現に向け、コミュニティバスが大きく貢献すると考えられます。

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