平成28年(2016年) 公式サイトpdf
紫波ネット 2月
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○司会――高橋さんの仕事はカフェということなので接客が主な仕事になりますか。
●高橋 そうですね。自分としては接客が苦にならずにいろんな人と話すのが好きなので、この仕事に向いていると思います。4人のスタッフと楽しくやっています。お店のコンセプトとしてターゲット層を「子ども連れのお母さんたち」と考えています。そのコンセプトに沿ってお店づくりや商品の設定を決めています。大体、その営業方針に合ったお客様に利用していただいていると思いますし、リピーターの人も増えてきています。
 カフェを始める前は、八戸のお菓子屋さんに勤めていたのですが、実家がオガールに出店するというので戻ってきたんです。何か役立つことができるかなと思って帰郷しました。
高橋和久さん
28歳[片寄]
株式会社高橋農園のカフェ部門「potato deliMameta」を担当。
産直「紫波マルシェ」内の店頭で加工品や野菜を販売する高橋さん

○司会――畠山さんは、紫波のブランド「もちもち牛」を主とする畜産業ですが、お仕事の内容を具体的に教えてください。
●畠山 名称が「もちもち牛」となったのは、約20年前のことで、もとは志和牛といいました。もう一度志和牛を盛り上げようとしたんですが、後継者不足から低迷しました。紫波町内には、もっともっと肉牛も繁殖牛もいたんです。でも、牛は汚い、臭い、大変だという意見が多かった。僕は、小さいころからじいさんばあさんに教えられて、楽しみながら牛を飼うことを学びました。ある大規模農家さんからも「愛情を持って育てれば、その分きちんと返ってくるよ」を教わりました。
 365日、牛のために休めないと思っています。自分たち家族は、牛に餌をあげてから自分たちの食事をしています。地場の人たちが楽しめる牛飼いになりたいなと思っていますが、町内で牛を前面に出したメニューを食べられる場所が無いのは、課題だと思います。
○司会――食べる場所を作ることを考えたこともありますか。
●畠山 将来的に精肉店とかは考えてもいいかもと思っています。ただ言えることは、本当のものを食べてもらった方がいいですよね。良い牛肉を提供する努力をしたいと思います。
畠山満正さん
28歳[片寄]
畜産農家。家族で肉牛「もちもち牛」を育てており、一昨年からは繁殖牛の飼育も開始。
畠山さんが飼育している牛たち。もち米の粉末を混ぜた飼料を食べて育っている。

○司会――北田さんに伺いたいのは、
NPOの活動や使命についてですが、設立は、いつですか。
●北田 設立は昨年の10月です。NPO法人Anillo sportエンターテイメントのAnilloは、スペイン語で「輪」という意味なんですが、「スポーツの輪で人がつながっていくこと」をNPOのコンセプトとしています。
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 スポーツを通して、子どもたちも指導を受けて成長ができるように、指導している人たちも成長していけるように、お互いに学び合い、育み合う活動を行いたいと考えています。活動のメインとなるのは、子どもたちの健全育成ですね。
スポーツで汗を流した後の子どもたちの表情は、達成感に満ちあふれている
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北田裕道さん 24歳[二日町]
NPO法人AnilloSportエンターテイメント(スポーツ関連)の代表。ジャンルを問わずスポーツの機会を提供している。


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