上組山車
風流 矢の根
 歌舞伎でおなじみの曽我五郎の物語。正月のおめでたい時期にも関わらず、父の敵である工藤佑経を討つため武芸の心得を忘れず矢の根を研ぐ曽我五郎。新年の挨拶に訪れた太夫より貰った宝船の絵を飾ると、兄である曽我十郎が初夢に表れ敵に捕らわれていることを告げます。驚いて跳ね起きた五郎は、ちょうどそこへやってきた、初荷の大根を馬に背負わせた馬子をみるやいなや、これ幸いと馬にまたがり、十郎を救出に駆け出すのでした。
見返し 鍛冶町さんさ
 日詰の北の入口は以前は鍛冶町と呼ばれ、鍛冶屋や農民が住む活気ある土地でした。昭和10年頃赤沢の船久保から婿入りした赤沢正悦が船久保さんさ踊りを基に、鍛冶町さんさ踊りを地域の人と作り上げました。現在は日詰かじ町さんさの会として活動が行われ、激しく華やかな踊りは見る者を圧倒します。