2001SF地球救済計画

地球は人間だけのものじゃない
 よく人里にクマが出たとニュースになることがある。しかし、それは人が熊のテリトリーを侵した結果であると見る。きっと、熊の親は子供に「最近、山に人が出るから気を付けるんだよ。彼奴らは大勢押し掛けて山菜や茸など山の幸を根刮ぎ持って行ったあげくに、よく鉄砲という物騒なものを持ち出して来て私たちを目の敵にしてくるから気をつけな。本当に奴等は獣だね。」と諭しているのではなかろうか。
 まだ缶ジュースが100円だった頃に知り合いの商店主と激論を交わしたことがある。「100円の缶ジュースを110円にしてその10円を資源回収の費用に充てるべきだ。」と私の持論を述べたところ、「そんなことしたら物が売れなくなって経済が悪くなる。」と言うのが彼の主張であった。「ゴミを資源として活かすと言うけれども、それに経済的付加価値が付けばこそ誰もが資源として認めるのだから、その価値を付けるために製品出荷時に10円の資源回収負担金として国かそれに代わる機関に納めておき、地方自治体や民間がゴミ、いや資源を回収した時に交付金、還付金として還元すれば潤沢な資源回収になる。」と切り返したら彼も熱くなって反論してきたものだった。その彼も今はあの世に行ってしまった。ちょうどバブル華やかなりし頃で一般的に誰も資源回収に関心を持とうとしない頃の話であった。アルミや鉄の回収もさることながら、最も大切なのはプラスチックの回収で、「プラスチック回収税」的なものを定めて国家的あるいは地球的取り組みが必要だと説いたところ、誰がそんなこと出来るのか問い詰められて、「もしも私が日本の大統領か地球連邦総裁だったらそうするよ。」とまじめに切り返した。この話には尾ひれがあって、プラスチックは圧力と熱を加えると再び液化して石油やガソリンに戻るものと出来ないものがあるそうなのだが、液化出来ないものは負担を多くして、液化出来るものを処理するプラントを設備すればそこに油田が出現したことになると話を展開した。そのプラントを稼働すると大量の熱が発生するので、その熱を利用して温水プールを作り、更には熱交換して地域給湯も可能になる。昼は地域の各学校にスクールバスを回して体育の授業に水泳を年中取り入れることが可能になり、年に数週間しか利用出来ない学校プールが不要にもなり国の財源支出を抑えることにもなる。(2001-08-12)